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ようやく退院しました [健康]

 

昨日の金曜日の午前中、ようやく退院することができました。

 

        P1000002r.jpg

        ※写真は11階の病室の窓から撮した品川方面の夜景です。

 

 

思えば4月13日(火)からGWを挟んで5月7日(金)までの25日間の入院でした。

こんな長い入院は生まれて初めてです。

 

3月の終わり頃から微熱→高熱→平熱→微熱→……を繰り返していました。

その内、階段の昇り降りで息が上がるなぁと思い出していました。

入院の前日には、普段なら5分で移動できる駅と自宅の帰り道が30分以上もかかってしまいました。

息が苦しくて、少し歩いていは道路の端っこで息を整えたりしていたのでした。

 

これはヤバイと翌日、昭和大学病院(旧「昭和医大病院」)に行くと、即処置&即入院でした。

病名は「胸膜炎」。

肋骨の内側にある膜が炎症を起こし、いわゆる「水」(リンパ液)が溜まった状態になっていました。

肺の内側ではなく、肺の外側に水が貯まり、右の肺と心臓を圧迫していたそうです。

レントゲンやCTで見ると、右の肺は数cmのサイズにまで圧迫されて小さくなっていました。

ほとんど左の肺だけで呼吸していたのです。

 

その胸に溜まった「水」を徐々に抜きつつ、炎症を抑えていくという治療でした。

急に抜けないのと、炎症がなかなか治まらないので、退院まで時間がかかってしまいました。

 正確な値は分かりませんが、合計で7リットル近い「水」が抜けました。

 一升瓶で約4本分(!)の「水」です。

 

処置は「胸腔ドレナージ」という手法で、胸の中にドレーン(透明のチューブ)を入れて、そこから「水」を抜きます。

その抜いた「水」はもちろん垂れ流しではなく、「チェスト・ドレーン・バック」というプラスチック製の容器に貯めていきます。

 

        P1000001r.jpg

 

これでマックス2.2リットルの「水」が入ります。

そのバックはよく点滴で使われる「スタンド」に取り付けられています。

その重量はおそらく10キログラムを軽く超えると思われます。

寝ている時でも歩くときでも、胸からでているチューブを気にしつつ、このスタンド付きのバックを持ち運ばなければなりませんでした。

また、最初の頃はそれに加えて、点滴のチューブに酸素ボンベも付けての移動でした。

 

それらが外れた時の開放感!

思わず「人間ってこんなに自由なんだ!」と改めて思いました。

 

とりあえず、自宅に戻ったものの、後半年は通院&投薬が続くそうです。

しばらくの間はムリもできず、とうぜんお酒も飲めません。(涙)

 

訪問してくださる皆さん、nice!を押してくださる皆さん、コメントを書き込んでくださる皆さん。

こちらからの訪問・返戻が遅くなっています。

今しばらく非礼をお許しくださいますよう、お願いいたします。

 


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coco030705

こんにちは。
退院おめでとうございます。大変でしたね。
今後もしばらくは、完治に向かって治療に専念なさってくださませ。
お大事に。
by coco030705 (2010-05-09 09:22) 

Norry

coco030705さん。
ご心配をおかけしました。
まだまだ養生の日々が続きます。
by Norry (2010-05-09 09:52) 

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